CRAFT
加治工 摂 / 加治久紅型
STRATAでは、沖縄の植物、海の波、空の雲、積み重なった歴史文化の数々を表現する柄を客室アートとして製作。抽象と具象、静と動が両立するそのデザインはその色彩や、見る人の心によって様々に解釈される。この地の自然の中で織りなす「連鎖」から連想される地層の「重なり」を、型紙を使用した「反復」の美しさの中に表現している。
PROFILE
加治工 摂 / 加治久紅型
那覇市出身。八重山諸島にルーツを持ち、幼少時より三線の音や唄、祖父母が御嶽の司を務める姿や、叔母の織る八重山上布、民具などを目、耳にし、島を近くに感じながら育つ。学生時代に紅型へ触れ、次第にその魅力に引き込まれ、2004年知念紅型研究所入社。11年間、故・知念貞男に師事し、2015年加治工紅型工房設立。2016年より沖縄県工芸振興センター紅型技術講師を務める。