CRAFT
知念 冬馬 / 知念紅型研究所
STRATAでは筒書き(手書き)やおぼろ型(重ね型)の技術や技法を使い、沖縄の過去、現在、未来を大胆かつ繊細な感性で描いた。製作途中に首里城の火災が起こり、その再建を願って「未来」のパネルに首里城を描き入れた。
首里織を使用したクッションやフットスロー、紅型染めを使ったアートワーク、やちむんで作ったランプシェードの他、琉球ガラスや琉球漆など、今もなお継承されている沖縄の伝統工芸を客室やパブリックスペース等で取り入れています。沖縄の歴史や文化、自然を大切に、現代の工芸作家とのコラボレーションから生まれた「沖縄らしさ」を感じられる設えとなっています。
PROFILE
知念 冬馬 / 知念紅型研究所
琉球王朝時代から続く紅型御三家の知念家・現当主(第十代目)。グラフィックデザイン経験を積んだ後、祖父・知念貞男と祖母・知念初子に師事。2017年に工房を正式に引き継ぐ。その作品は県内外の公募展で数々の賞を受賞している他、近年では琉球紅型普及伝承コンソーシアムの理事を務め、他産地や他業界との連携にも積極的に取り組む。