遊び方は無限大。
子どもと一緒にロングステイ旅

神奈川県の湘南エリアにお住いのミシェルさんファミリー。アートディレクターとして働くお父さんのジュリアンさんと、海や山での野外学習などを開催しながら、子供たちと一緒に自然と触れ合うことを大切にするアツコさん、2歳、3歳、6歳のお子さんとの5人家族。仕事を休んで、7日間の長期滞在。エネルギーいっぱいの子供たちと、自然の中でゆったり、そして思い切り、島の隅々まで楽しむ為にはるばる宮古島にやってきた。

早速向かったのは目の前に広がるビーチ。待ちきれない子供達は砂浜に出る前から裸足に。砂遊びにシュノーケリング、ヤドカリを見つけて観察したり、拾ったイカの頭の骨でビーチフラッグをしたり、自然の中を縦横無尽に駆け回る。

遊びつかれたら、レセプション棟にあるレストランでランチタイム。宮古島の野菜がふんだんに入った、オリジナルのグリーンカレーとサンドイッチ、子供達はキッズプレートをペロリと完食。

めいっぱい遊んで、たくさん食べた後、子供達は部屋でお昼寝タイム。早く起きた一番上のキノくんは部屋のプールでお父さんともうひと泳ぎ。水中写真をとってはしゃいだり

宮古島の天気は変わりやすく、急に雨が降り出してしまう日も。そんな日にゆっくりとお部屋で過ごす時にぴったりな、パズルやボードゲームがレセプション棟で貸し出しされている。他にも、お部屋の中で体験できるクラフトワークショップが用意されており、子供と一緒に体験できるプログラムも。宮古島の素材、伝統の技術などに触れ、手作りの思い出を持ち帰ることができるのも魅力。

1周100kmほどの宮古島でさとうきび畑のなかをゆっくりとドライブをするのも楽しみ方のひとつ。橋で繋がる島を探索するのもよし、至る所に現れる絶景のプライベートビーチを楽しむのもよし、子供たちと楽しめるスポットをチョイスしてミシェルさん一家は車に乗り込んだ。

ヤギの餌やり、ミルクやり体験などができる「しろう農園」の運営するふれあい牧場＆カフェ。子ヤギから大人のヤギまで、大きなアロエベラ畑の中を自由に歩き回って雑草管理を担っている。

ふれあい牧場go at cafe 宮古島市上野宮国214-1 営業時間／10:00 – 17:00 電話／090-3982-0460 不定休

次に向かったのは「観光農園ユートピアファーム宮古島」宮古島市の市花でもあるブーゲンビリアが満開の温室を子供達が楽しそうに駆け回っていた。ハイビスカスなど南国の花々が見られる他、パッションフルーツ、マンゴー、ドランゴンフルーツなどが木々に実っている様子が見られる。

観光農園ユートピアファーム宮古島 宮古島市上野字宮国１７１４-２ 営業時間／10:00 – 17:00 入園料金／350円（中学生以下無料） 電話／0980-76-2949 年中無休（10月20日を除く）

最後に向かったのは、日本の在来馬８馬種のうちのひとつで、県指定の天然記念物でもある宮古馬の牧場。現在、宮古島には全部で約40頭前後しかおらず、この牧場では保存を目的として半数以上の29頭を飼育している。オーナーの計らいで、子供達は餌やりの体験をさせてもらい、サラブレッドよりも小柄で人懐っこい宮古馬と間近で触れ合うことができた。

旅の途中にもう１箇所訪れたのは、ヤシ科の植物”クバ”を中心に編み上げたカゴやアートピースを制作するクバ作家の小川京子さんのスタジオ。≪the rescape≫のお部屋やレストランに飾られた作品を見て、テキスタイルデザイナーをしているアツコさんが訪問を決めた。 「ちょうど自宅のランプシェードを決めかねていたところに、作品を見て、閃きました。家族で工房を訪れて、小川さんとお話しする中で、制作をお願いできることになりました。」 これも、宮古島とゲストをホテルが繋いだ縁となった。

“Studioゆい” 宮古島市平良字下里549

最高に晴れた最終日はクルーズツアーで、沖へと出発。透き通る海の真ん中で泳いだり、釣りをしたりと期待して、意気揚々と出航したが、海上は思ったよりも波が高く、長く海に出ていられなくなってしまった。 せっかくの天気なので、沖に戻って釣りを始めたジュリアンさん。子供達は隣接するビーチで泳いだり、昼寝をする中、一人粘り強く続けたが、結果は残念ながら”ボウズ”となってしまった。

１週間というロングステイも「楽しくて、あっという間でした。」と語ったミシェルさん一家。今、ここでしかできない体験を、時間に急かされることなくマイペースに、毎日子供達のパワーが尽きるまで、とことん遊び切った。