京都で人気喫茶店を営む三四郎さんと、京都と東京を往復しながら仕事をする桃子さんの山﨑さんご夫婦。
前年に1泊2日の弾丸旅行で訪れてから、2度目の宮古島は≪the rescape≫にてゆったり、リトリートの旅をすることに。
普段から丸3日間一緒に過ごすことは珍しいふたりの水入らずの旅行に同行させてもらった。
日常を離れて、心身をリセットするリトリート旅
関西からの直行便で宮古空港に到着後、早速≪the rescape≫へチェックイン。
「コンフォートコテージ」タイプのお部屋はバルコニーとプール付き。
窓を開け放ちソファで寛ぎながら、ビーチからの波の音や鳥のさえずりに耳を傾ける。
都会にはない、何もないゆったりとした静寂な時間が流れていく。
「忙しい都会とのすごいギャップがありますが、あっという間に島のペースに慣れて来ました」
お部屋で一息ついた後はビーチを軽く散歩。
流木や貝殻などを見つけながら波打ち際を歩き、ビーチ沿いの防風林を抜けてふたりはレセプション棟へ。
桃子さんは、先ほどチェックインの際に併設のショップで購入した藍染のイヤリングを早速つけて。
レセプション棟2階のバルコニーでコーヒータイム。ライブラリーの本を借りて、普段はなかなか時間の取れない読書ができるのも旅先ならではのこと。
レセプション棟へ来たもう一つの目的は、オリジナルバスソルト作り。お好みの塩、ドライハーブ、アロマエッセンスを調合して、部屋に持ち帰ることができる。
少しだけの非日常、特別なサプライズ
日が沈む頃、三四郎さんは再度桃子さんをビーチへ連れ出した。
ホテルスタッフの協力のもと、この日のためにサプライズのカクテルアワーを準備。
月明かりとキャンドル、イルミネーションが照らすロマンチックなロケーションで、シャンパンを片手に贅沢な時間を楽しんだ。
翌朝は日の出前に起床して、前日予約したのモーニングヨガへ。
「全くの初心者なんです」という三四郎さんも、初心者向けのポーズを中心にゆっくりとしたペースでレッスンがスタートした。
朝の静かな海を眺めながら、自分の体と呼吸に意識を集中していく。
残念ながら朝日を見ることはできなかったが、体を動かすことで、清々しい1日の始まりに。
午後は、マッサージをお部屋の海の見えるバルコニーで。
日頃のストレスや疲れを癒す、月桃のオイルを使ったオリジナルのオイルマッサージをチョイス。
沖縄では月桃はサンニンとも呼ばれ、葉にムーチー(餅)を包んで蒸すなど、抗菌効果や香りづけに利用される。
爽やかな香りに癒されながら、ふたりで海を眺めながら心も体もデトックス。
マッサージでリラックスした後は、≪the rescape≫のレストランでディナーを。
宮古島の食材をふんだんに使い、独創的なフレンチベース料理と炭火を使って焼き上げる豪快なグリルを堪能した。
食後は階下のバーへ移動して宮古島産のフルーツを使ったカクテルを味わいながら、ひっそりと夜は更けていった。
都会の喧騒から離れて、日常からのポジティブエスケープ
時折携帯電話の電波が繋がりにくい場所もある≪the rescape≫の敷地内で、都会と距離をおき、自然の中で「何もしない贅沢」をおふたりで体感してもらった。
「一生の思い出になる経験となりました」と桃子さん。ほとんどの時間を敷地内で過ごした二人。
少しの特別感をプラスすることで、とびきりの非日常を味わえる、ふたりきりのリトリート旅を笑顔で締めくくった。